OSO SFLが北海道PJの一環のコンテンツとして月に一度、北海道北斗市で開催している北斗|函館フットボールクリニックの2025年度年間指導計画が完成いたしました。
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目次
はじめに|継続的に学べる体系的なフットボールクリニックとして
これまで道南の多くの選手に参加いただき、北斗|函館フットボールクリニックは5年目を迎えます。
毎年、メソッド協力をしていただいているBarcelona Football Stageと共に、道南の選手がより成長できる内容を考えています。
16歳までに技術・戦術を理解できている状態になるには、小学生年代からフットボールをトレーニングすることが大切です。
時にはドリブルやシュートといった、一部のアクション(認知を含まない動作)やテクニック(認知を含む動作)に特化したトレーニングをすることは大切でしょう。
一方でフットボールはさまざまな要素が関係し合っている競技スポーツですから、トレーニングもそれに近い環境でのトレーニングが必要になります。
さらに、攻撃、攻撃→守備、守備→攻撃、守備の4局面において、チームが優位になるために、目の前に立ちはだかる障壁をいかに素早く正確に解決するかが重要です。
このように、選手が集団の中でもチームへ貢献的で効果的なプレーを行うためには、小学生年代より体系的に継続した指導計画が必要不可欠となります。
OSO SFLではその重要性を土台に、体系的に継続してフットボールを学べるクリニックこそ、道南の選手を本質から成長させるために大切だと信じ開催しています。
2025年度は「認知」に重きをおいた指導計画に
道南の選手の特徴として、速く・強い印象を覚えます。
コーディネーションやフィジカルコンタクトは、他の地域と比べても突出してる選手が多く、スポーツ全般に必要な全身持久力や身のこなしの能力が高く感じます。そのため試合では縦に力強くボールを運ぶシーンが特徴的です。
実際にクリニックに参加していただいた選手も同じような特徴を持っていることが多いです。
しかし、クリニックのトレーニングを通じでわかったことは、何を観て次のアクションを実行するのか、見えるものから考えられる予測、目の前にある障壁を解決するためのアイディアといった認知に関わる要素を学ぶ必要があると感じました。
認知はフットボールをプレーするうえで必要不可欠で、トレーニングで誰でも伸ばすことができる能力
フットボールクリニックにお問い合わせいただく内容で多いのが、「子どもはまだフットボールをはじめたばかりで、もう少し(時間が)経ってから参加させたほうがよいでしょうか」「うちの子はいつも同じミスをしてしまうんですが、それでもクリニックに参加しても大丈夫ですか」といったものです。
結論から言いますと、すぐに参加してほしいです。
まず、フットボールはやらないことには上達していかないので、思い立ったらどんどんプレーできる場を保護者の皆さんはお子さんに提供してください。私は「ゲームでも説明(書)を読んでから遊ぶ子どもは少ないと思います。まずはプレーができる環境を用意してあげてください」と伝えます。
クリニックでも専門的な言葉は最小限に、使うとしても言葉を理解できているか確認してから進めています。
例えばプレー中によく聞く「体を開く」。これもクリニックでは誰もが同じ基準でできるように理解してからプレーをしています。
次に同じミスをしてしまう、という問題。これはさまざまな要因があるので原因は一つではありません。
ただ、私が選手や保護者の方に「トレーニングでのミスは大歓迎です。ミスをしないように消極的になるのではなくて、むしろミスを恐れず何度もトライしてほしいです」と伝えます。ミスの質(意図的なプレーを行った結果のミスか否か)も大切ですが、前提として選手が積極的にプレーができることが自主性を伸ばす秘訣です。
認知の向上も、何度も繰り返し行うことによって効果的なプレーを導き出せるようになります。
これはすべての選手が成長に必要な要素ですので、あとはこういった認知が含まれているトレーニングを小学生年代から行うことが重要となります。
2025年度年間指導計画
月 | U-8 1・2年生 |
U-10 3・4年生 |
U-12 5・6年生 |
---|---|---|---|
4月 | コンドゥクシオン | コントロール・オリエンタード
適切な体の向き |
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5月 | 割るドリブル コントロール・オリエンタード |
横幅と広さ 「フリー」の理解 |
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6月 | 固定のドリブル コントロール・オリエンタード |
デスマルケ
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7月 | 固定のドリブル デスマルケ |
サポート | |
8月 | 夏スペシャルクリニック | ||
9月 | パスライン 「フリー」の理解 |
3人目 | |
10月 | シュート | マーク カウンターアタック |
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11月 | マーク タックル |
カバーリング スライド |
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12月 | インターセプト カウンターアタック |
サポート | |
1月 | デスマルケ | サポート デスマルケ |
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2月 | 割るドリブル 守るドリブル |
3人目 | |
3月 | 総復習 |
2025年度は4月のはじまりから翌年3月を継続的に参加いただくことで、選手がステップを踏みながらフットボールを理解できるように編成しています。
もちろん、単発で参加されてもトレーニングの説明は省略せずに行っていきますので、自チームの活動を大切にしていただきながら、参加できるタイミングでご参加ください。
U-8
はじまりの4月はコンドゥクシオン(運ぶドリブル)を行います。これはフットボールで行うさまざまなアクションの土台にあたるからです。
そこから徐々にオフ・ザ・ボールの技術にシフトしたテーマに移行します。
11月から室内(フットサル)になるので、守備の基本的なテーマからはじめ、フットサルでも強く意識しなければならいデスマルケ(マークから自由になる動き)を採用。攻撃においてフットサルでは相手の抜くためのドリブルはほとんど使われないので、割るドリブルとボールを守るドリブルを行います。
U-10・U-12
U-10からU-12では、実際の動作に移る前の認知→分析→判断のサイクルの存在を意識させることが早急に必要であると感じました。
特に認知においては、何を観るのか(観えているのか)をより明確にすることで、コーチから観ることを言われる前に、自ら観ることを行い効果的なアクションに至るように涵養し続ける重要性を感じています。
はじめは体の向き、それに伴うコントロール・オリエンタード(方向付けられたコントロール)で基礎から丁寧に。その後は、近く〜遠くの選手を常に意識したフットボールとなるようテーマを設けています。
11月からは狭いフットサルコートで起こる課題を外でトレーニングした内容を踏まえながら、トレーニングしていきます。
くまコーチの思い|OSO SFL代表
月に一度の道南でのクリニックも5年目。
続けていると、選手のフットボールに楽しさと深みを作るのは、フットボールをやるしかないんだなと感じる。
試合をたくさんやったり、トレーニング量や日数を増やしたり、アクションを極めたり、ではなくフットボールをやる。
そして理解する。
道南の選手たちはもっとピッチに広がるたくさんの情報を自ら取りに行けたら、フットボールが楽しくなる。
そんな思いを込めて来年度から始まるクリニックの計画を作りました。