南米ではオフシーズンになると、どのカテゴリーのクラブも日本で言うセレクションを行います。ジュニアからユース年代の選手は、このセレクションに受かることで、プロフェッショナルのスタートラインに立つことができます。
そのため、どの選手も必死です。そこにはフットボールの経歴は関係なく、いかにスカウトの目に留まるプレーができたか、それが全てです。
フットボールはオフ・ザ・ボールの動きも大切ですが、スカウトにとって評価がしやすく、インパクトがあるプレーとは、ボールを保持している、またはボールを奪取した時です。選手たちもそのことを知っているので、必然的に球際は激しくなります。
つまり、一番激しい場面こそ、一番評価される瞬間なのです。