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誕生日だったので、改めてOSO SFLの目指すところを確認した

2月20日はOSO SFL代表・隈崎の誕生日。最近は時間の流れが早く感じ、あっという間に34歳という感覚。

今年もたくさんの人からお祝いのメッセージをいただいてとても嬉しい。日本時間からマイナス12時間の時差があるパラグアイの友達から、時間差でメッセージを貰うので、長い時間お祝いしてもらっている感覚にちょっと優越感を覚える。

そして自分に家族ができてから、毎年祝ってもらうのは本当に幸せ。コロナ禍しかり、この先不安なこともあるが、とにかく家族みんなが健康で一年を過ごせることが一番の思いだ。

「フットボールをとおして世界で活躍できる人に」を目標に

誕生日は一つの節目なので、改めて自身の目指すべきことを整理しようと思う。

OSO SFLの理念は「フットボールが日本文化となること」、標語は「フットボールと、ずっと。」

上記二つは、どちらも選手や指導者側に寄り添った言葉に見えるが、実はかなり社会性を含んでいる。なぜなら、フットボールにしたって何にしたって、物事を継続的に進め、発展させるには社会とのリレーションがなければ不可能だからだ。

フットボールから何を学び、社会に何を還元できるか

フットボールからは競技に関わる技術以外に、色々なことを学ぶことができる。できないことをできるようにするためのトライ&エラーは、人生を豊かにするに当たり必要不可欠なフレームだ。集団の中にいながら個人として何ができるかを考えることなんて、現代社会で活躍するために大切なベースとなる。

考えたらきりがないくらい、フットボールがもたらすものは多い。だが、そういった学びを上手く生活の糧に変換できずに、フットボールと社会を切り離してしまっている人がいる。

「スポーツしかしてこなかったから」

このフレーズにすごい嫌悪感がある。他人から言われるならまだグッと堪えることができる。しかし選手自身が吐露するのは間違っている。特にユース世代以降の選手にその傾向が強い。競技に打ち込んでいたから一般常識が欠けている、感覚が違うと卑下してしまう人がいる。

それは違う。だいたいそんな世間で言われている常識なんて「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」で、学ぶ姿勢があれば問題ない。ちょっと短期間に人の十倍恥をかけばいい。反対に恥を嫌って見た目だけ気にして他人と接していると、中途半端なものしか身につかない。もちろん常識なんて世の移ろいとともに変化があるものなので、「ずっと学び続けるものだ」の心構えを持ち続けたいところ。

大切なことはフットボールから何を学んで、それを社会にどのように還元できるかを考えながら行動すること。

「フットボールから諦めない大切さを学び、会社ではプロジェクトリーダーを担っている」

「フットボールからグローバルレスを学び、日本と海外をつなぐ仕事をしている」

「フットボールから成長する面白さを学び、人を育てる取り組みをしている」

等など……。

フットボールと出逢っていなければ、こんなに素晴らしいことを学ぶことができなかったかもしれない。

「フットボールと、ずっと。」は、こういった思想や行動を伴う人たちが増え、環境が徐々に良くなることで自然にできてくるものだと信じている。

OSO SFLはたくさんの人と関わりながら、子どもたちに「気づきを築く」プロジェクトを作り出す

OSO SFLは単に選手の技術向上を目的としていない。格好良くいうと「人づくり」だ。国内でも海外でも地域や国を問わず、活躍できる人材をフットボールをとおして輩出していきたい。そして周りから「フットボールやってる人って、いろいろな場面で活躍していて凄いよね!」と言われるようにしていきたい。

フットボーラーはピッチ外でも活躍できるスーパーマンであることが社会に貢献することで、それがフットボール環境の向上という還元になり、結果として好循環になる、という環を目指していく。

現在、OSO SFLのバリューは「フットボールクリニック・キャンプ」「webフットボール」「フットボールライティング」を三本柱で行っており、目標に対して少しでも結果がでるように頑張っていきたい。

改めて目標を確認したので来年の2022年2月20日、OSO SFLがより発展しているよう精進していきますので、皆様よろしくお願いいたします。

OSO SFL代表・隈崎大樹