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Report|ポルフィリオ・ダイアナ氏をお招きして、トレーニングを実施

OSO SFLは2022年10月25日、代表・隈崎が部活動外部支援を行っている高円寺学園(東京都杉並区)に、パラグアイで多くのコーチ経験を持つポルフィリオ・ダイアナ氏を招聘し、トレーニングを実施していただきました。

ダイアナ氏の経歴はコチラからご覧ください。

※学校での活動となりますので、実施風景(写真・動画)は添付していません。
※学校のブログでご紹介いただきました!

でご紹介いただきました!

隈崎がパラグアイでプレーをしていた10年後、素晴らしいご縁をいただきました

隈崎がパラグアイでプレーをしていた2011年。そこから約10年が経ち、「そろそろパラグアイ関係のフットボール事業をしたいなぁ」と思っていた矢先、知人から「パラグアイ代表でコーチ経験をもつ方が来日していて、その方の空いているタイミングでどこかで指導できるところはありませんか?」と、これまたナイスなタイミングで連絡が。

今年度より指導にあたっている高円寺学園のサッカー部でできないか調整を重ね、実現することができました。

ちなみに、10年前私がトレーニングしていた動画が眠っていたので、貼っておきます。

スポーツにおける成長を健康的にサポートするプレパラシオン・フィシカ

ダイアナ氏は「プレパラシオン・フィシカ」のコーチとして、代表をはじめ国内外を多くのクラブでの指導経験があります。

プレパラシオン(=preparación)は「準備」、フィシカ(=física)は「身体の」を意味し、直訳すると身体的準備となります。概念としては「選手の身体的素質を可能な限り最高のレベルに引き上げ、また機能的な潜在能力を向上するための、トレーニングプロセス構成の一部」として言われており、単に走ったり筋トレをするのではなく、選手を健康な状態に調整することをベースに、技術や身体的機能の向上をサポートするスポーツ活動をするに当たり重要な分野です。

トレーニング前、同氏は何度も「フットボールに必要な要素をピラミッドにすると、技術や戦術などは上の段で、ベースは睡眠(休息)・食事・精神。これらが可欠していると、すべてが上手くいかなくなる」と、仰っていました。

日本のフットボール界でまだまだできていない「休息」は、こういった概念の浸透がより必要だと痛感しました。「トレーニングや試合で100%が出せない」のは、心身の休息が足りていない裏返しなのかもしれません。

伸ばす・縮める、溜める・開放する……。フットボールに必要なモビリティーをボールを使いながら実施

ダイアナ氏のトレーニングの特徴として、身体の使い方をボールを使用しながら実施することです。単調になりがちなストレッチも、ボールを使いながら楽しく行わせていました。

また、様々なモビリティー(スポーツ動作)を行う際、どの状況で使われるのかを丁寧に伝えていました。これも、こなすトレーニングになりがちな懸念を払拭するばかりか、選手にリアリティーが伝わり、モチベーションの向上に繋がります。

「なんのためのトレーニングか」を意識させることが重要なのは、多くの指導者が理解していることですが、「どれだけスピード感を持って丁寧に伝え続けることができるか」。この姿勢の継続は、同氏の姿を見てとても勉強になりました。

2023年夏にキャンプができる可能性が!

とても気さくで親切なダイアナ氏。短い時間のなかでコミュニケーションを取ることができ、「来年の夏にパラグアイからコーチを呼んで、フットボールキャンプできたらいいですね」、と聞いたら「多分できると思うから連絡取り合おう」と素敵な返答が!

私を大きく成長させてくれたパラグアイと今後、事業としてお付き合いができる可能性ができたことに、すごい喜びを感じています。

今回のイベントをサポートしていただいた方々には本当に感謝いたします。

来年はいろいろなイメージが形になっていく年になると思うので、これからの準備を怠りなくやっていきたいと思います!

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ダイアナ氏からパラグアイの伝統的飲み物「テレレ(=Terere)」のお茶っ葉「ジェルバ(=Yerba)」をいただきました