フットボールの勉強会に参加してはや3週間。刺激と焦燥を強く感じている。
フットボール先進国の試合やプレーに対する捉え方や分析の細かさは、その人々がどれだけフットボールに熱が入っているかを表している。単なる情熱だけでなく、真摯にそして継続して学んだ結晶は、まるでフットボールを学術的に扱っている。
そのため、指導内容には目的と理由が必ずある。
「この時期、チームは守備の原則の○○を理解させよう」
「週末の試合で、この場面は△△だったから修正する必要がある」
フットボールを18歳くらいまでに理解させるには、1週間休まずにトレーニングをさせても、教えきれないことが山程あるという。
ということは、どれだけ1回のトレーニングが大切であり、指導者はその時間、一切の無駄を省き選手たちにとって有意義なものしてあげられるか、大きな責任を負っている。
「それは欧州や南米だからできるんでしょ」、と開き直るのは、やったあとからでもできる。
フットボールを突き詰めて、突き詰めて。
そこから抽出されるエッセンスを、選手たちに伝えなければならない。